検査で得られる情報を
医療チーム全員が共有し最善の治療に役立てています
身体に負担のない最新の体内検査
内視鏡検査とは、先端に小型カメラ (CCD) またはレンズを内蔵した太さ1cm程の細長い管を鼻、あるいは口より挿入し、食道、胃、十二指腸などの内部を観察し、時には治療を行うものです。
また、麻酔を行った上、鼻から管を入れることで苦痛をあまり感じることなく、診断から治療までスムーズに行うことができます。
当院では、検査によって得られた撮影データを院内で共有し、治療に役立てています。
医療撮影情報の集中管理と共有
放射線科では胸部・腹部などの一般単純撮影、精神科においては必須とされる頭部単純CT検査が中心です。
また、内科・外科の充実によりX線テレビ装置(デジタル機器)によるバリウム検査や注腸検査などの撮影も行っています。
そして人工透析関係検査として、シャント造影(血管が詰まっていないかを検査する)や、シャント造影の結果、血管がせまくなっているのが分かった場合の検査も実施し、精神科以外にもの幅広い画像診断を行っています。
これらで撮影したデジタル・データは、専用のネットワークで結ばれた、院内を始めとするおけはざまクリニック、藤田メンタルケアサテライトと即座に共有し、治療のための判断材料として有効に活用されています。
命の危険を回避する早期発見検査
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に10秒以上の呼吸が停止する、つまり無呼吸が5回以上繰り返される病気です。SASは生活習慣病と密接に関係しており、放置すると生命の危険に及ぶこともあります。また、SAS特有の眠気は交通事故を起こす危険もあり、早期に適切な治療をすることが大切です。
睡眠時無呼吸症候群検査の流れ
●外来にて問診→【ご自宅にて】簡易検査機器による測定・睡眠中の酸素濃度、脈拍、呼吸などを検査します。
●検査結果により→【入院・基本的に一泊二日】終夜睡眠ポリグラフィー検査/個室にて睡眠状態(質・深さ)、呼吸状態、心電図などを同時に測定します。→【再診】検査結果の説明、今後の治療法について決定します。
おいしく安全に食事をとるための検査
食事がむせる、飲み込みに時間がかかるなどの症状がある方を対象に実施している検査です。
嚥下造影検査専用の椅子に座っていただき、レントゲン透視下で、実際に食べ物や飲み物を食べて、飲み込みの様子を確認します。
この検査をすることで、口に入った食べ物がどのように食道まで運ばれるか、飲み込んだ食べ物が気管に入りこんだり食道から戻ったりしていないか、どのような姿勢や食事形態(食品の種類やかたさ、形状)であれば安全に食べることができるかなどがわかり、おいしく安全に食事ができるよう支援していきます。
うつ病は光と関連があります
近赤外線で頭の血液量変化を測定します。測定された波形は疾患によって異なるパターンを示すため、その結果を参考に診断や治療の補助として役立てることができます。