研究・研修会
12月14日に奈良県立医科大学にて行われた第9回時間疫学研究会において、当院精神科の江崎悠一医師が「Outstanding Research Award(優秀研究賞) 2019」を受賞いたしました。
【受賞タイトル】
「夜間の光暴露と双極性障害患者における睡眠の質との関連」
【受賞論文】
Light exposure at night and sleep quality in bipolar disorder : The APPLE cohort study
Y Esaki, T KItajima, K Obayashi, K Saeki, K Fujita, N Iwata,
Journal of affective disorders 2019 257, 314-320
【発表概要】
本研究は、外来通院中の175名の双極性障害の患者さまの、自宅での寝室の光と睡眠の質を1週間で評価しました。
結果として、夜間の寝室が明るいグループは暗いグループと比較して、睡眠の質の悪化や寝つきの悪化が認められました。
このことから、寝室の光は双極性障害患者における睡眠の質の悪化と関連していたことが明らかになりました。